BOBBI BROWN × PREMIUM SIX
第十回目 新見 千晶(ヘア&メイクアップアーティスト) 所属:イプシロン
こんにちは。ヘアメイクアーティストの新見千晶です。
私はヘアメイクとして女優さんやモデルさんのヘアメイクを担当させて頂いておりますが、
みなさんは「女優肌」と聞くと、どんな肌を思い浮かべるでしょうか?
ライトに照らされて輝くオーラのある肌ーー
そこには圧倒的な透明感、そしてツヤとハリ感があります。
今日はそんな「女優肌」に近づけるベースメイクのために大事なTIPSを4つご紹介したいと思います。
TIPS 1 ファンデーションの量はあなたが思っているより少なめに

朝の洗顔後、たっぷりしっかりと保湿をしたら、肌をトーンアップさせる下地を顔全体に塗ります。
(イルミネイティング フェイス ベース SPF 25(PA++) )
次にナチュラルな美しいツヤが持続するリキッドファンデーション「インテンシブ スキン セラム ファンデーション SPF 40 (PA++++) 」を顔の中心から外側に向かって放射状に塗っていきます。
少ないと思われるかもしれませんが、写真の量で1回分の全顔に塗る量です。
リキッドファンデーションは厚く塗ってしまうと、のっぺりとして見えてしまうおそれがあるので、はじめに塗る量は少なめにすること。そのうえでシミなどが気になる部分は、ピンポイントにコンシーラーでカバーするのがおすすめです。
TIPS 2 レフ板効果で透明感とツヤ感をパワーアップさせる

リキッドファンデーションを塗ったあとに、大きめのブラシで顔全体にフェイスパウダー「ブライトニング ブリック 07 ポーセリンパール(写真右)」を顔の中心から外側に向かって、肌を磨くイメージで塗っていきます。
6色の微粒子のパウダーのミックスなので、肌になじみ、透明感とツヤ感がアップします。
次にハイライトパウダー「ハイライティング パウダー01 ピンクグロウ(写真左)」をTゾーン、頬の高い部分、目の下の三角ゾーン、あご先にブラシでさっと塗ります。
女優さんの撮影の際、白いレフ板を顔の下に置いたうえでライトをあてると、肌の立体感と美しさをより引き立てることができます。そんな「レフ板効果」を意 識して、光を集めるポイント(顔の高い部分)にのせることで、女優のようなオーラを放つ肌に近づけます。ぜひ試してみてくださいね。
TIPS 3 チークはピンク×コーラルの2色づかいを

次にチークで血色感をプラスします。
私はいつもコーラル系とピンク系の2色を使用します。
ピンク系は黄味よりの肌の方には少し浮いて見えてしまうことがありませんか?
そんな時でもまずコーラルを塗ってからピンクを重ねるとすっと肌になじみます。
チークの効果で頬がぷっくりして見えると、若々しさとヘルシーな色気も演出できます。
TIPS 4 フェイスラインが整っていると、美人にみえる

最後にシェーディングパウダー「ブロンジング パウダー 01 ゴールデンライト」で影の効果を駆使して、フェイスラインや顔全体のバランスを整えていきます。
美肌アプリなどで写真を加工する時、「フェイスラインがシャープになるだけで、かなり顔の印象が違う!」と感じた経験はありませんか?
綺麗な女優さんを思い浮かべると、みなさん、フェイスラインがシャープで、顎がとがっている印象がありますよね。美しい印象づくりにおいて、フェイスラインって本当に大切なんです。
ブラシにシェーディングパウダーをとり、耳下からあごにかけて影を入れます。
次にあご裏にも影を入れます。(ここはとっても効果があります!)
髪の生え際にもさっといれると小顔効果が。
最後に眉間の鼻筋の左右脇にも薄くいれて、鼻を高く見せます。
これから迎える年末年始は、誰かとお食事やおでかけする機会も増えるシーズンだと思います。
今回紹介したテクニックは、いつものメイクを行う際に、ささっとできるものばかりなので、憧れの女優さんの美しい肌をイメージしながら、ぜひ試してみてください。
きっと、「あれ、いつもより綺麗!」と思ってもらえるはずですよ。
ヘア&メイクアップアーティスト
新見 千晶
